先週の日曜の夜、晩ごはんを食べ終わってテレビを見ながら「明日の大学の授業準備しなくちゃなー」とまったりしていたら、まさかの断水。突然の断水!!
町内放送があって(よく聞こえなかった)、妹たちの「お姉ちゃん大丈夫?」のLINEで状況を知ってからあわててお風呂に入ったものの、すでに水はチョロチョロしか出ずシャンプーはあきらめた。夕食後のお皿もシンクにそのまま残っている。
え?どういこと??
と戸惑いながらも、まだこの時は「すぐに復旧するだろう」くらいの余裕をかましていた。でもその後、断水は6日間も続いた。
とても長くてつらい6日間だった。日常生活はほぼ死んだ。
幸いお水の出る実家に助けてもらいながら乗り越えたけど、心身ともにきつかった。
命の水、とも言うし、古代ローマでも水道橋の建設には莫大な労力が注がれていたし、お水って本当に人間の生活に不可欠なんだな…と痛感した。
まず心が荒れるし、家も荒れた。
お水がないと少しの洗い物や掃除もままならない。
日常のやるべき仕事への意欲もそがれて、ちょっとしたことでイライラする。
たとえば普段何とも思わない、近所の犬がわんわん鳴き続ける声にも軽い殺意を覚えたり。(※私は犬好きです)
実家の母の「あなたは実家があって恵まれてるわよ、ちょっとお水が出ないくらいで何を嘆いているの」的な、いつもの母らしい励まし?コメントにも腹が立って涙が出た。
想像力がないの?と抗議しそうになったり、もういっぱいいっぱいだった。
お風呂や洗濯機を借りるのは、たとえ実家でも時間と気を遣うので日増しに消耗した。
いろいろ限界だったある日、一度だけホテルの日帰りプランでお風呂に入ってお部屋でのんびりしたら、びっくりするほど心が潤った。
気分転換にランチをしたホテルで「ダメもとで聞いてみよう」とフロントでたずねたら、日帰りプランを教えてくれたのだ。
リーズナブルだったし、スーパー銭湯などは駐車場から激混みだったので本当に助かった。
決断した私えらい!!と今も自分でほめている。
幸い土曜の朝からお水が出て、不安定ながらもやっと普通の生活に戻ってきた。
(ちなみにトップ画像は土曜の午後に弓道で気持ちを取り戻して、一式購入したマイ弓道グッズ)
でもまだこわいので、断水中に確保したタンクやペットボトルのお水たちはしばらくリビングに鎮座している。
あとは、毎日こんなにお水を使うんだ!と生活用水の量にもびっくりした。
助かったのは、防災用にデイビッドが保管していた大量のペットボトルのお水たち。
賞味期限も切れてるし邪魔だし、どうすんのコレ~と普段は文句を言ってのだが、やっぱり防災準備は大事だった。
和歌山はいつか大地震が来る、と私が小学生のころから言われているので、これを機会にいろいろ準備しようと思う。(遅)
スクールのレッスンも振替やオンラインに切り替えたりと、皆様にご理解とご協力をいただいてなんとか対応できた。
お水を届けてくださったり、「何か必要なものがあれば言ってくださいね」など、優しい言葉をかけていただいて、本当にありがたく心に沁みた。
私もこの恩をいつかどこかで返したい。
Kana