Tips for Using English 4

☆使える英語を身につけるコツ④ - Tips for Using English 4☆

少し間が空いてしまいましたが、前回(コツ③)の続きです。

日本人が英語が苦手な最大の理由はズバリ「(英語圏との)文化的な違い」でした。
そこを克服して話せるようになるにはどうしたらいいか?に迫ってみましょう。

先日、南紀白浜のホテルで1日英語研修の講師をしました。その時に使ったスライドの一部をご紹介しますね。「接客英語がうまくなるコツ」とありますが、一般的に「英語がうまくなるコツ」と考えてもらってOKです。

さてカッコ内に何が入るでしょうか?

慣れない英語を話すときって緊張して身構えてしまいがちですが、まずはこれを知っておくだけで少しリラックスして英語を使うことができます。

正解はひとつではありませんが、例えばこんな言葉が入るでしょう。

①英語は[完璧]でなくてもいい

②[ゆっくりと大きな声]で話す

③わからないときは[聞き返す]

④[デバイス(PC、スマホなど) ]を活用する

⑤[ほめ言葉]を積極的に使う→相手をよく見る(目線、気持ちなど)

どうでしょう、ちょっとホッとしませんか?
かつて英語が話せなかった私自身の経験からも、これはぜひ知っておいてほしいコツです。

英語はネイティブ並みにぺらぺらと難しいことを話す必要はまったくありません。
要は通じるかどうかです。そして何よりも大切なのは伝えたいという想い。

そして今はスマホで調べればたいがいのことは出てきます。こんなツールもどんどん利用しましょう。
たとえば地図や実際の画像を見せながら説明すれば、相手によりわかってもらえます。

最後は、出ました「ほめ言葉」!ほめる英語トレーナーを名乗る私ですからここは外せません。

接客英語などでよく使うフレーズを暗記するのももちろんいいのですが、やはり「相手をよく見る」ことにつながる心からのほめ言葉はぜひ積極的に使ってみてください。たとえば3つの例をご紹介しますと、

①I like your + 名詞(smile, ring, tieなど):「あなたのそれいいね、すてきだね」

②You look + 形容詞(nice, great, wonderfulなど):「あなた~にみえるね」

③I think you are + 形容詞:「あなたは~だと思います」

①は初対面の人にも使いやすくて相手との距離をグッと縮めてくれる魔法のようなフレーズです。
②と③も、”You are ~”のように断定していないフレーズなのでとても使いやすいと思います。

こうしたほめ言葉を使うと相手が笑顔になりますし、自分もそれでリラックスできます。
日本人にとって「リラックス」は英語を話すときのキーポイント!ちょっと気恥ずかしくても勇気を出して使えば、私がなぜこんなにしつこく「ほめ言葉」押しをするのかがわかるでしょう。。

では、よくある質問に答えてみますね。

「いきなりほめて失礼じゃないですか?」

→まずはニッコリ笑って Hi! とあいさつしたあとでほめてみましょう。心からのほめ言葉なら相手に伝わります。

「ほめ言葉を言った後で、相手から英語を話せると思われていきなりペラペラ話されたら対応できなくなるのでは?」

→こちらがネイティブではないことは相手もわかってくれてますから、わからなかったら聞き返す(Sorry? Could you repeat that please? など)、または「もっとゆっくり話してもらえますか?」(Could you speak more slowly please?)などのフレーズは使えるようにしておけば安心です。
(長くて覚えられない!という方は “Could you~” を省いてもOKです)

こういう質問は、「間違えたくない!」「恥をかきたくない!」という気持ちが強い人からよく出てきますね。そんなこと考えてる間に、とりあえず使ってみてよ!!と声を大にして言いたい。

間違えてもいいや~ちょっと恥かいてもいいや~、くらいの気持ちで英語を使おうとする人が一番伸びます。

白浜のホテルでの一日英語研修でも最後に受講者全員の英語を一人ずつチェックしたのですが、発音がうまくなくても間違えながら積極的に英語を使ってくれた最高齢の方が一番上達していました。みんなびっくりでしたが、そういうことなんです。

では、次回は今までのコツをおさらいしながら総まとめしますね♡

Have a great weekend!

Kana

 

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