Things that I thought in FL – 2


さて今回もフロリダではたくさんの自然を満喫しました。

日本にいると考えられないレベルの自然に囲まれたフロリダ。
たとえば車でドライブ中にふと道端に目をやるとアルマジロが歩いていたり、ハゲタカが何か(の死体)をつついていたり。
今回はワニのいる(というかフロリダの真水にはほぼワニが生息してる)川(Myakka River)でカヌーもしてきました。

(ほんとにワニが水辺で休憩してる)

日本から来た女子としては「ひっ」となる場面も多々ありますが、人間が自然と共存してる感じがとてもいいな、といつも思います。
そして圧倒的な自然といつも隣り合わせだからこそ日常の些末なことにはあまりとらわれないのかな、とも。

たとえばマリーナにあるレストランバーに行ったとき、こんなサインが。

Wait time for food can be up to an hour when Busy
(忙しい時は食べ物の提供に1時間かかるときもあります)

えっ、1時間!実際、頼んだハンバーガーが来るのはかなり遅かった。でも一緒に行ったデイビッドの家族は誰も気にしてないし、会話をしたり外の景色を楽しみながらだとそんなに待ち時間は気になりません。周りのお客さんも話に夢中でかなり遅れて食べ物が来ても特に気にせず、楽しく食事をしていました。

この、フロリダのロータリークラブに入ってそうな(想像)エグゼクティブグループもかなり待たされてたけどまったく気にしていない様子。

日本だったらイライラの空気が店に充満しそうだし誰か(特におっさん)がクレームつけそう、、と私は勝手にヤキモキしてました。文句言う人もいるにはいるらしい。でもとても少数派で、文句言ってたら周りが「それくらい我慢できないなら来るなよ~リラックス、メーン」みたいな雰囲気になるそう。ここではクレーマーはかなり浮きそうです。

フロリダは観光地なのでバケーションで来る人が多いのも理由かもしれませんが、この「人を許す」「お互いさま」な気持ちが自然に社会に浸透しているのをそこかしこで感じました。日本にいると、「丁寧に」「失礼のないように」が空回りしすぎてサービス提供者も受ける方も何だか疲れることがあります。ちょっとの失敗に目くじら立てるよりも、リラックスして笑える方がいいですよね。私もこの「許す」気持ちを日本でも常に持っていたいなーと思いました。

最後に、近所の自然公園の入り口で見かけたこの看板。

 

この梅宮辰夫チックな妖精は何!?と最初はギョッとしましたが、

「ウンコを拾う妖精はいないから、持ち帰ってね」

という犬を散歩する飼い主に向けたユーモラスな注意書きでした。
うーん、こういうの大好きです。
フッと笑って自然とルールを守る気になりますよね。実際に犬のフンはどこにも見かけませんでした。

つづく。

Kana