My English Learning History: Side Story 2


番外編その1からの続きです。

私の英語学習にビッグインパクトを与えた、予想外の国際結婚。
小学生の頃は国際結婚に憧れていたとはいえ、留学を経て実際に外国人と触れるうちに「やはり私には外国人は合わないな、、同じ文化でないと!」との考えに至っていた私が、イギリス人ではなく(よりによって)アメリカ人と結婚するなんて。自分でもふと考えたら「なんで?」といまだに謎に思うこともあります。

やはりワーゲンの呪い、、じゃなくて願いですかね。ブルブル。(My English Learning History 1 参照)

しかし自分とは大きく異なる価値観を持つ外国人と暮らしながら「違い」を受け入れていく過程は、英語学習に通じるものがたくさんありました。

☆結婚後~現在
今年で結婚して7年目ですが、さすがに以前ほどの激しいケンカ(というか、ほぼ私が一人でブチ切れる)は少なくなりました。

でもやはり、たまにフツフツと怒りが沸くときがあります。

例:
“I do the dishes!(お皿洗いは僕がやるよ!)” と言っておきながら夜11時過ぎまでほったからしでインターネットゲームなどに従事。さっさと片付けたい派の私はイライライライラ。我慢の限界になり、「早く洗わんかーーー」と伝えたが最後。

“Hey, don’t worry! I do it when I wanna do it, in my own way.”
(心配しないで!僕がやりたいときに、僕のやり方でやるから。)

もう、これ系の屁理屈はいっぱいあります。彼は屁理屈ではなく立派な主張と思っているのですが、日本で生まれ育った私にとって、ここまで自分優先の態度はあり得ない。おそらく私が幼い時にこのように親に口ごたえしたら、厳しい父親からの鉄拳が飛んできたことでしょう。

「お前それ、ただのなまけ心をごまかしてるだけやろーがー!!」と言ってしまうとまた不毛なケンカになってしまい、モメます。そこで最近は角が立たないようにイラストで表現するようになりました。

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怒りにまかせて10秒くらいで描いたもの。
はらぺこあおむし?にインスパイアされた化け物(私)がデイビッドを襲う、の図。

描いてる間も気が紛れますし、デイビッドも “Hey, that’s horrible!” (ひどいな!)と言いながら(なぜか)うれしそう。見せた後は気持ち的に私も落ち着くので、「もう、いいか」というあきらめの境地になれます。

『相手に期待しない』

私がこれまでの結婚生活で学んだことです。相手をコントロールしようとして苦しくなっていたときもありましたが、とりあえず相手の価値観は認めて、でも「私はこんな気持ち」ということさえ伝えれば、もうあとは相手にまかせる。

なかなか難しいときもありますが、これってデイビッドがずっとやってきたことなんですよねー。彼は私に何も求めません。でも自分をご機嫌にすることに一生懸命。そして私にも好きなことをしろ、と言います。

アメリカの家族を見ていても、みんな見事に自分であることを楽しみ、周りもそれを認めて見守っている空気が自然にあるように思います。

フロリダの家族たち。この日はダディが焼いたステーキがメインという、思いきりアメリカンな食卓。

日本で生まれ育って、家族や学校から「みんな仲良く」「和を大切に」「空気を読め」などと教えられてきた私にとってはガクブルするような、ザ・個人主義。
私が最初に(というか今もたまに)とまどったように、日本のメンタリティーで育っているとかなり抵抗があるかもしれません。

でも自分をないがしろにしてまで、周りの人のことを考えるなんてできないですよね。まずは「自分を満たすこと」が、「他の人への思いやり」につながり、「他の価値観を認める」につながっていくんだなー、とつくづく思います。

海外に住んだり、外国人と結婚したりして多種多様な価値観に触れてきましたが、価値観の違いによる不毛な争いを避けるには、まず「違う」ということを受け入れ、「自分の考え」を伝え、あとは放置しましょう。
変えようなんてしてはいけません。だって変わらないから!

…これは自分に向けて言ってます。すぐに忘れてしまうので、毎日お稽古です。

英語を学ぶ最大のコツとしても、「違いを楽しむ」に尽きるな、と思います。そうすると、「もっと知りたい!」という好奇心も自然に沸いてきますよね。

そして「自分」を伝えること。英語(語学)を学ぶ最大の目的は、暗記でも試験合格でもなく、ここがゴールです。

私も日々、失敗しながら実践中です。

私が自分を実験台にしながら学んだことは、レッスンや大学の授業、そしてこのブログでシェアしていきますね。

予想外に長くなってしまった。

番外編までお読みいただき、ありがとうございました♡♡

Kana