HSPを知って自分と仲直り


最近知った用語、というか概念「HSP(Highly Sensitive Person)」に、ものすごーく救われている。
日本語に訳すと「敏感過ぎる人」らしい。

きっかけはどなたかのFacebookで流れてきたこの記事。わかりやすい漫画で描かれていてとても共感したので、速攻で元のツイッターの漫画を探して読みました。
(※2023年現在、削除されてしまってる…残念)

他人の気分に左右されやすい、光や大きな音が苦手、人ごみで疲労困憊する、人の言葉に過剰に反応する、などなど、詳しくは上記サイトやHSP関連の本に書かれているのですが、びっくりするくらい「私のこと!」と当てはまりすぎて驚愕。関連の本をamazonで注文→読み続ける日々でした。

(いろいろ出版されてますが私的にはこの2冊がおすすめ)

HSPを提唱したアメリカの心理学者アーロン博士(自身もHSP)も書かれていますが、病気のように人をカテゴライズする概念ではなく、HSPは「些細な事にも敏感に反応してしまう」気質であるということ。いい悪いもなく、ただそれだけ。と私は理解しました。でもそれだけでもどれほど気持ちが楽になったか!

HSP気質の方は、私も含めて自分を責めてしまう傾向が強いです。私は親や周りの人たちからの「繊細すぎる」「もっと社交的になったら?」「暗い」「友達少ない」「難しい性格」(並べるとひどいww)などの言葉を受けて、「ああ、自分が弱いからだめなんだ。もっとがんばって○○みたいにならなきゃ」とデフォルトで自分を責めるのがクセになっていました。

それはデイビッドと結婚してからずいぶん収まっていたけれど心のクセはやっかいなもので、心理学や心のお勉強をする中で「自己肯定感を上げるのが大事」「自分を認めましょう」などのフレーズを目にするたびに、その重要性を頭では理解できても「自分を好きになるってなに?なんかキモ」って思ってました。

でもうちの自己肯定感のかたまり(デイビッド)は、難なくその姿を見せてくれてました。”Everybody likes me when they meet me!”(僕に会えばみんな僕を好きになるよ)とか、もー頭おかしいんかな?ナルシスト??とこちらが騒ぎたくなるほどの発言は日常茶飯事。そして同じように私のこともいつもほめてくれます。

例)
“You are amazing just as you are. I love you because you are Kana!”

君は君のままですばらしい。君がカナだから大好きなんだよ!

(※日本語にするとさむいのですが、ノロケではありません)

上記のKanaをMugiに変えて、犬のムギのことも同じようにほめています。

そんな言葉を日常的にかけられて感謝しつつも、やっぱり「えー、どこが?ほめる国から来た人だから常套句として使ってるだけでしょ?」と、こじらせてる私はあまりちゃんと受け取れていませんでした。(ほめる英語トレーナーなのに)

でもHSP気質であると知ってからは、自分で自分を責めていたからすねていたんだな、と心の底から納得できました。今までにない安心感と、そんな気質を持った自分を認められる気持ちが自然に沸き上がってきます。それは今まで感じたことのないスッキリ感。自分も周りもなにひとつ変化していないのに、ナニコレ?
今までいろんな心の本やブログを読んだりワークショップに参加していたけど、これが自己肯定感てやつか!これは大事だわ、、と初めて腑に落ちた気がしました。

少しでも自分がHSPに当てはまるかも?って思われる人にはぜひ知ってほしい概念です。
「それでいいんだよ」と温かい目で見守られる安心感にほっとします。

こんなすばらしい概念を提唱したアーロン博士と、わかりやすく本にして日本に広めてくださった長沼先生に勝手に感謝しています。そして何よりツイッターでわかりやすい漫画にしてくださったAさんにも!(Twitterしてないのでお礼コメントもできず歯がゆい)

宇宙人並みに理解不能だったデイビッドのことも霧が晴れたように理解できるようになったし、この人ある意味すごいな、って今では尊敬しています。

収穫した小麦を古い器具で処理中。とにかく自分の好きなことをしまくる自分大好き人間

そうは言っても一緒に住んでると日常的に腹立つことはいっぱいありますが…それすらも楽しめるようになってきた私です。

Kana